資料(vol2) | ハンガーの脱落低減・防止対策
ハンガー接合部における脱落低減・防止対策としての金具の取付例をご紹介します。1.ハンガー接合部の損傷・脱落例
①ハンガーと全ネジボルトを固定する上下のナットが緩み脱落天井が周囲の壁に衝突するなどにより、下地に加わった外力が、ハンガーを介してナット部分に繰返し作用する事で、徐々にナットが緩みます。そして、ボルトからナット、ハンガーが外れ、天井面に不陸が生じ、最悪、落下するといった危険性が生じます。振動台実験など詳しくはこちら。
ハンガー脱落例 |
ワンタッチハンガーなど、ビスで固定することなく使用されるハンガーは、下から突き上げられるような力に弱く、ハンガーのコ字上の口が開いてしまい、Cチャンネルが外れる恐れがあります。
③ハンガー上部L曲げ部分の曲げ変形および破断
吊りボルトにブレース下部を固定する場合や、水平方向に大きな強制変形がおきた場合に、おこりうる破壊形態です。
2.製品 PICK UP
上記課題を解決する方法として、以下の組合せを利用いただけます。◆組合せ事例1:ワンタッチハンガー、ナットカバー、ハンガー開きま栓
一般的なワンタッチハンガーに2種類の金具を取り付けた事例になります。ハンガー開きま栓は、ボルト1ヶ、ナットカバーは爪を手で折り曲げる事で施工が可能です。ナットカバーは、振動試験による性能を確認済みです。
※ナットカバーは特許取得済当社オリジナル製品です。
取付前 | 取付後 |
LGハンガーには、M6ボルトがついているため、LG(C形鋼)の脱落はありません。一方、ナットのゆるみは起こる可能性があり、ナットカバーを用いた対策としています。ナットカバーは、LGハンガーの幅35mmにも対応しています。
3.製品に関するお問合せ等
上記のいずれも既存の天井改修などに用いることが出来ます。何かご不明点等ありましたら、お気軽にお問合せ下さい。改修工事等で部品をお探しでしたら、
是非、上記製品の組合せで、ご検討・ご採用下さい。